染谷将太さんは、子役時代から活躍されている日本の俳優です。
2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』では、主人公明智光秀の主君、織田信長役を演じられています。
染谷さんが演じる信長を見て、『これが信長なの?』が私の最初の感想です。
今までの信長とはまったく違う印象を受けました。
同じように感じた方も多かったのではないでしょうか?
私の中で織田信長のイメージは、かっこよく男性的な人物です。
染谷さんの印象とはちょっと違う感じがしますね。
ではなぜ信長役に選ばれたのでしょうか?
染谷さんが信長役に選ばれた理由が気になりましたので、詳しく調べてみることにしました。
最初は「ミスキャスト」ではないか?と声もありました。
しかし放送が開始されると、評判は回を重ねるごとに上がっています。
今までのイメージとは全く違う革新的な『織田信長』を演じられていることがその理由でした。
そして染谷さんの演技力と迫力にたいへん注目が集まっています。
そこで今回ご紹介するのは
- 染谷将太が信長役に選ばれた理由とは?
- 染谷将太の信長はなぜすごいと評判になったのか?
- 染谷将太の演技力と迫力がすごい衝撃的な場面は?
以上の3点について詳しく調べてまとめてみました。
ぜひ最後まで読んで下さい。
目次
染谷将太のプロフィールと経歴を紹介!
生年月日:1992年9月3日
出 身:東京都江戸川区
身 長:172㎝
趣 味:映画鑑賞
特 技:パントマイム 手品 卓球
染谷将太さんは、9歳の時に映画『STACY』でデビューされました。
子役時代から多くの映画やドラマに出演されています。
初主演映画は2009年公開の『パンドラの匣』でした。
2011年9月公開の映画『ヒミズ』が評価され、第68回ヴェネチア国際映画祭で日本人初となる新人俳優賞を受賞されました。
2015年1月に女優の菊地凛子さんと結婚され、2020年11月現在でお子さんが二人いらっしゃいます。
染谷将太が信長役に選ばれた理由とは?
染谷さんは『麒麟がくる』でなぜ『織田信長』役に選ばれたのでしょうか?
歴史上の人物は日々いろいろと研究され続けています。
実は今までの人物像とは全く違いました!ということも珍しくありません。
織田信長も最近の研究で意外な発見がありました。
信長は革新的で冷酷非道なイメージが強いですよね。
しかし、朝廷や将軍を第一に考え尊敬する真面目な一面もあったということが分かりました。
そして性格はかなり繊細だった可能性も考えられています。
幼少期は弟の信勝ばかり可愛がられていたので、ひねくれた甘えん坊でもありました。
そこで織田信長は新しい解釈で描かれることが決まりました。
- 保守的で繊細な性格で意外と苦労していた。
- ガキ大将だが両親の愛情に飢えていた甘えん坊。
- 歪んだ愛情で育てられたためかなりのサイコパス。
調べた結果、染谷さんが信長役に選ばれた理由はこの3点ではないかと思われます。
この理由なら染谷さんは適役ですね!
そして実際の演技も、十分過ぎるほど制作側の期待に応えているのではないでしょうか?
染谷将太の信長はなぜすごいと評判になったのか?
染谷さんの演じる信長は、なぜすごいと評判になったのでしょう?
まず今まで『織田信長』を演じられたのはどんな俳優だったのか、少しご紹介します。
(2000年放送以降のNHK大河ドラマ)
- 2017年『おんな城主直虎』 市川海老蔵さん
- 2016年『真田丸』 吉田鋼太郎さん
- 2014年『軍師官兵衛』 江口洋介さん
- 2011年『江 ~姫たちの戦国~』 豊川悦司さん
- 2009年『天地人』 吉川晃司さん
- 2007年『風林火山』 佐久間二郎さん
- 2006年『功名が辻』 舘ひろしさん
- 2002年『利家とまつ~加賀百万石物語~』 反町隆史さん
みなさんイケメンで男臭い方ばかりですね。
染谷さんが織田信長役を演じることに「これまでの信長のイメージと違う」と感じた人は多かったはずです。
彼は整った顔立ちですが、丸顔、童顔でこれまでの信長役とは違ったタイプです。
しかし一方で、過去のイメージとは違った新しい信長像になるのではないかと期待する声もたくさんありました。
実際放送が始まってみると「イメージと違う」と思われた方は、期待をいい意味で裏切られたのではないでしょうか?
今まで演じられてきた織田信長は、「強さ」ばかりが強調されてきました。
しかし染谷さん演じる織田信長は、人としての「弱さ」も所々に見せてくれます。
少年期には弟ばかり溺愛(できあい)する母に嫌われ、偉大な父には近づくことさえできない孤独さ、弱さを上手く演じられています。
そして、時おり見せる冷たい表情や狂気の行動。
染谷さんは織田信長の強さと弱さの二面性を見事に演じられています。
これが「すごい!」と評判になった理由ではないでしょうか。
信長を演じることについて次のように話されています。
染谷さんのいうように、今までに誰も見たことのない織田信長が作られています!
染谷将太の演技力と迫力がすごい衝撃的な場面は?
染谷さんの演技力と迫力がすごいと感じた場面を3つご紹介します。
第9回 「信長の失敗」
「信長の失敗」では父である織田信秀(高橋克典さん)に褒めてもらいたい一心で裏切り者の首を献上します。
その首はのちの徳川家康の父、松平広忠でした。
しかし、信秀は喜ぶどころか軽率な行動だと大激怒します。
信長は父が喜んでくれると思っていたので、叱られて驚き「解せませぬ」と涙目になっていきます。
この場面での表情の変化、涙ぐむ演技は圧巻だと思います。
この時の演技について染谷さんは
とコメントされています。
第18回「越前へ」
「越前へ」では信長が弟、信勝(木村了さん)を死へと追い込む姿が描かれています。
病気と偽り、謀反(むほん)の動きがある信勝を城におびき寄せます。
万病に効く湧き水(毒入り)を持参した信勝に、病気とうそをついて呼び寄せたと告げます。
信長は「信勝…、そなた、これ(水)を飲め」と言い、一筋の涙を流します。
許しを請う信勝に、「飲め。飲むんじゃ。飲め。飲め。飲めぇ! お前が飲めぇ!」と死におびえる弟を一気に追い込みます。
実の弟と争わなければならない悲しみと、織田家当主として謀反人を裁かなければならない気丈な信長が表現された場面です。
このシーンは大反響で、「飲め」だけでこの迫力は染谷さんヤバイ…という声が多く上がっていました。
第31回「逃げよ信長」
「逃げよ信長」では、織田信長の撤退戦「金ケ崎の退き口」が描かれています。
明智光秀(長谷川博己さん)の説得により、信長は逃げることを決意しました。
信長が敗戦の怒りと悔しさから声を上げて泣くシーンです。
奇声を発しものすごい顔をして、床を叩きます。
しかし家臣たちの前に出ると一変し、りりしいいつもの信長に戻ります。
信長の表と裏を演じられた場面です。
染谷将太の信長がすごいと評判!演技力の高さと迫力が衝撃的だった!のまとめ
今回は染谷将太さん演じる『織田信長』について詳しく調べて記事にしてみました。
『麒麟がくる』の信長は、染谷さんにしか演じることの出来ないと思いました。
信長の「強さ」と「弱さ」を素晴らしい演技力で表現されています。
信長の登場シーンです。
浦島太郎か!と思いました(笑)
しかしこの浦島太郎、『麒麟がくる』では素晴らしい演技を披露してくれています(笑)
染谷さんの演技を見て、今までの信長はイメージ通りでしたがワンパターンではなかったかなと感じました。
『麒麟がくる』では一人の人間としての信長を完璧に表現されていると思います。
どこか狂っている感じの信長も魅力的に感じました。
染谷さんは主に映画で活躍されています。
実は彼の出演する映画はあまり見たことがありません…
しかし信長の演技を見て、代表作の『ヒミズ』と『空海』に興味がわいてきました。
これからも染谷将太さんが素晴らしい演技で活躍される姿を楽しみに、そして過去の作品もぜひ見てみようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。